予防歯科のご案内
予防歯科とは
「歯医者さんに行くのは虫歯や歯周病になってから。」そう考えている方が多いことでしょう。
虫歯は歯を削れば治りますが、大切なご本人の歯は二度と戻りません。また、虫歯や歯周病は歯やあごの骨にもダメージを与え、身体の健康にも影響を与えます。
虫歯や歯周病といったトラブルを起こさないためにも、早期発見、早期治療は大切ですがそれ以上に大切なのは、お口のトラブルを未然に防ぐことです。
お口のトラブルの予防は、歯磨きなどのセルフケアと合わせて歯医者さんでの定期健診とメンテナンスケアです。
生涯ご自身の歯で食事し、楽しい毎日を過ごしていただくためにも、「予防歯科」を始めましょう。
予防歯科のメリット
- 虫歯や歯周病などお口のトラブルの早期発見
- 予防歯科で定期的に歯の状態をチェックすることで虫歯や歯周病を防ぐことができます。また、虫歯にかかっても早期発見、早期治療できるため歯のダメージを最小限に抑えることができます。
- 治療の痛みやが抑えられる
- 予防歯科で虫歯を発見した場合進行が浅いうちに治療をするため痛みはほとんどなく、治療期間も短くなります。
- 将来的な治療費が抑えられる
- 予防歯科の定期健診で虫歯などのお口のトラブルを早期発見することで、進行が進む前に治療でき、何度も治療のために通院する必要がなく、治療費も時間も抑えることにつながります。
- 全身の病気を防ぎ健康にもつながる
- 虫歯や歯周病はお口の中だけでなく、全身の病気の発症にも影響を与えます。歯周病菌などの細菌が体内に入ることで脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるともいわれています。また、歯の健康を維持することで食事で栄養をしっかり摂ることができ、健康寿命を延ばすことが近年の研究で分かっています。
診療の流れ
- Step1：初診・診査・診断
- 初めに患者様の疾患やその原因を診査、診断いたします。歯や歯周組織の病気は、年齢や歯の部位、細菌の種類と数、唾液や歯の性質など、いくつかの要素が重なった際に発症します。予防では病気の危険性のある部位や全身の状態を知ったうえで行うことが効果的です。
- Step2：虫歯・歯周病の治療
- 虫歯や歯周病は歯を失う原因の90％を占めます。その原因が発症する前や初期症状の段階で早期発見、早期治療、予防をすることで、生涯にかけてご自身の歯を健康に保つことにつながります。診断をしたうえで治療が必要な場合は最小限の治療をし、予防のための具体的なプログラムを作成します。
- Step3：メンテナンス
- 患者様お一人お一人の虫歯や歯周病リスクを把握し、専門の歯科衛生士が病気の原因になるプラークを取り除き、継続的なお口の管理を行っていきます。
定期的なメンテナンスの目的
- セルフケアの状態の確認と適切な指導
- 病気のリスクやお口の状態（歯、歯肉、粘膜）の変化の確認
- 虫歯や歯周病の原因でるプラークの除去
- 毎日のブラッシングで落としきれない歯垢を機械的に除去し、虫歯や歯周病の進行を防ぐ
- 虫歯の予防効果を高める
予防歯科の内容
PMTC
PMTCとは、「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略で、専門家による専門器具を使い歯のクリーニングを行っていきます。普段の歯磨きだけでは落ちない歯の表面の着色や汚れを除去し、歯を滑らかに磨き上げます。
フッ素塗布
フッ素を歯の表面に塗布します。フッ素を塗布することで歯を強くし、初期の虫歯の進行を抑制するなどの期待ができます。
シーラント
シーラントとは、主に歯が生えて間もない小児の奥歯の溝をレジンというプラスチック樹脂の一種で埋める虫歯を予防する処置です。磨きにくく、汚れが残りやすいお子さんの奥歯にはシーラントはとても効果的です。
ブラッシング指導
丁寧に歯磨きをしているつもりでも、意外と磨き残しが多い場合があります。それは、ご自身にあったフラッシング方法でないからです。磨き残しがあると虫歯や歯周病の原因になってしまうことも考えられます。
圭介歯科では、お一人お一人に合った歯磨きの方法を指導いたします。
ご自宅で行うセルフケア
歯磨き（ブラッシング）
毎食後歯磨きをしてお口の中を清潔な状態に保ちましょう。また、歯ブラシ選びでも大切です。
ご自身にあった歯ブラシで、正しいブラッシングを行いましょう。
歯間ブラシ、フロスの併用
歯と歯の間や奥歯は歯ブラシが届きにくく、歯垢が溜まりやすくなります。放っておくと歯石となってしまいます。
ブラッシング後歯間ブラシや、フロスを利用して残った汚れを取り除きましょう。
マウスウォッシュで洗浄
就寝中は特に細菌が増加しやすいため、就寝前のブラッシング後にマウスウォッシュで口内を洗浄し、細菌の増加を抑えましょう。